中国の人口は１０億とも１２億とも言われている。その半分が女性なので、その割合からいうとかなりの数の美女がいるに違いないと思うのが人情であろう（何が人情ぢゃ！）。

工場のワーカーの８割が若い女性である。フィリピンでもそうだが、理由は女性の方がよく働くからだそうだ。

中国工場は当時４０００人程中国人が働いていた。それだけ多いと中にはどスッピンで分かる程の超可愛い子がいたりする。しかし、工場内の廊下を歩いていると、その廊下に平気でタンを吐きまくっているのである。

そりゃ、休み時間にもなって大勢が歩きながらタンを吐きまくる様を見ると、百年の恋も１秒でさめてしまう。

もし付き合うなら、マナー教育から始めないといけないな。などと真剣に考えている内にあほらしくなってそんな事を考えることさえ止めてしまうのだ。

ある日、ＱＣ（製品の出荷検査）に呼ばれた。メーカーなので物を作って居るわけだが、出荷前にその製品に問題ないか抜き取り検査をする所である。ＱＣで問題が出ると担当アイテムの関係者は全員呼ばれて原因解析をしなくてはならないのだ。

問題は、Falling Material（異物混入）である。あるセットを振ると、カラカラと音がするというのである。そして、その問題のセットを開けてみるとその異物の正体はなんと、『はなくそ』と言う事が判明した。

その後対策の為、どうすれば、鼻くそが混入しないようにならなくなるのか、大の大人が何人も顔を合わせて真剣に鼻くその話している様子はまさに滑稽だった。

話の内容は、『きっと、作業中のワーカーが鼻くそをほじって、その手でセットを組み立てた為混入して、それが乾燥して異物になったんだろう。』と話している。工場とは他人の鼻くそまで心配しなくてはならない大変な仕事である。

工場に駐在していた先輩達には、想像を絶するような人達がいて某てっちゃん（どこが某ぢゃ！）の様に他人を売ってしまうと、本一冊が書ける程だ。

その辺はいずれリリースするであろう自分のＨＰ上で徐々に公開しよう。
よく旅行に何回か同じ場所に行っている人で、『俺はこの国は本当によく知ってる。』と言う人がいるが、その知識は非常に表面的な事しか知らないのだ。

その国の事を知るには、その国に実際に住んで生活して現地の友達を持たなければその国の本当の姿が分からないと実感した。

かく言う僕も１２カ国１５島以上訪れたが、実際の姿が分かる国は、おそらく中国とフィリピンだけだと思う。

なお、この文書は全て本当の事です。他人から聞いた話も入っていますが、基本的になるべく脚色しないように気を付けています。

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