恐怖の体験談



そろそろ夏がやってくるので、今回は怖い話でも書こうかと思う。世の中には、
霊感の強い人っていますよね?私なんかは、幽霊なんて信じていない事もあって今だかつて見た事ありません。学生時代に金縛りは頻繁に体験しましたが、腹の上に人が乗ってるだとか、うらめしそうな顔が見えたとかは全くありませんね。

金縛りっていうのは情緒不安定な思春期や、寝不足がちな人は心霊現象とは関係なく、なる事があるというので、私なんかはそのクチだったんでしょう。

そんなわけで、今から書く話は友人の体験談です。

K君は車やバイクが好きで、高校を出た後、ある自動車メーカーの専門学校に進みました。最初の一年目は全寮制で、新しく出来た友人達と楽しく学園生活をおくっていたといいます。そして、夏休みだか正月休みだか忘れましたが、帰省の為にバイクで実家に帰る生徒がいたんです。特別に仲良くしてた奴というわけではなく、知ってるよという程度の関係だったそうですが・・・。

「事故って死ぬなよ〜!!」などと、仲間は冗談まじりの言葉をかけて、それぞれに帰省し、休み明けに寮に戻ると本当に、その生徒が事故で亡くなってしまったんです。当然ながら学校中の生徒がショックを受けたんじゃないでしょうか。

それから、夜中に寮のグラウンドや駐車場でバイクがいるわけでもないのに音がするという噂が流れ始めました。そんな、ある日に心霊現象が起こったんです。

ちなみに、そこの寮では2人ずつ相部屋でK君の寝室は2階にあったそうです。
みんな、就寝時間になったからといって、すぐに寝るものでもなくウダウダと起きていたところ、突然、一番離れた端の部屋から大きな声が聞こえてきました。

「オイ、見ろよ!アイツが歩いてるぞっ!!」

あの、事故で亡くなった生徒が2階のベランダの外の空中を、端の部屋の前からドンドンと反対の端に向かって歩いているというんです。悲鳴が本当に順番に自分
の近くの部屋に迫ってきて、タダ事じゃなかったと言ってました。

実際、K君が窓から外を見た時は何も見えなかったそうです。ただし、その後も自分らの部屋を通り越して悲鳴が続いたそうです。まぁ、このテの話ってのは昔からよくある怪談だけど、K君は嘘つくような奴じゃないんで、本当にあったんだと思います・・・・。

その点、私は全く霊感が無いんで恐怖体験は無いですね。幽霊にせよ、UFOにせよ、自分の目で見るまで信じない主義だけど、実際に見てしまったら心臓マヒで死んでしまうかもしれない・・・・。

ただ一つだけ、ちょっと不思議な体験があります。

その話をする上で一つ説明しておくと、当時私の実家のお風呂は、ガスの点火をするのに外の物置きに行かないと出来ない作りでした。不便だったな!!(笑)

だから、確かめもせずにお風呂に入ってしまいヌルかった時なんかは、大きな声
で家族に知らせて点火してもらってたんです。あるいは、誰か入ってる時は気をきかせて、ヌルくないか声をかけたりしてました。

親父が死んだ数日後に、私はお風呂に入ってる夢を見たんですよ。すると親父が
お風呂の戸を開けて、冷めてないか聞いてきたんです。少し会話をしてたら、数日前に死んでるのを思い出し、「お父さん、もう・・・死んでるんだよ」と私は言いました。すると親父は、「わかってるよ」と答えて、戸を閉めると居間の方に行ってしまいました。それきり夢にも出てきません。

不思議でもなんでもないか・・・?
私の場合は、このくらいの話しかないですね。



私に売られた友人たち!
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